株式とFX投資の比較 価格変動と損益

これから投資運用に取り組む場合、株式・FX・投信・商品先物など様々な運用先がありますが、一般的には株やFXの取引をする人が多いです。

近年、株とFXは手数料の引き下げからトレーダーが増え、さらにNISA（少額投資非課税制度）が2014年に施行され、2016年には120万円まで増枠され、取り組む人が増えました。どちらの投資運用が良いのか比較してみると、株の場合、購入する対象銘柄の企業業績や財務内容など株価環境に注目して投資する必要があります。一方でFXの場合、外貨を日本円で購入し、互いの通貨の差益を稼ぐものです。

株式は利益次第で配当が受けられ、FXの場合は外貨との金利差（スワップポイント）が受けられます。株の配当は配当権利日を跨ぐ銘柄の保有がなければ得られず、スワップポイントの場合ポジションを持った日数分の金利が受けられます。取引方法や投資判断を比較するとFXの方が単純であるため、取り組みやすいと考えられます。

FXも株もファンダメンタルズから受ける影響が価格変動をもたらし、損益を生み出します。ファンダメンタルズからの影響で価格の下落が生じた場合、株の方がリスクが高いとも考えられます。通貨の売買であれば、企業のように倒産や上場廃止ということは無いでしょう。ただ、株式の場合は対象銘柄が多く、価格変動が激しいことからリスクもありながらチャンスも多いと考えられます。

価格変動は損益を生み出し、それはリスクとベネフィットとなるのです。リスクを十分に理解して自身に向いた運用先に資金を投じることです。リスクが理解でないのであれば、利益を出すことは難しいでしょう。